採血は医療機関では欠かせない看護師の仕事のひとつ。採血だけを行う「採血室」や健康診断での採血など色々な場所で必要とされています。しかし看護師がすべて採血が得意というわけではありませんので、看護師単発バイトとしては不向きな方もいるかもしれません。
これから単発の仕事を探そうと思っている方。採血業務についてメリットやデメリットを見ていきたいと思います。
看護師の経験が影響する採血業務
病気のチェックなどで必ず行う「採血」は看護師の仕事のひとつとして欠かせません。しかしそれぞれ採血の上手い下手があり、なかには苦手な看護師もいますよね。
採血がとても大切な意味があるのは、例えば凝固系だと採血後早くスピッツを振らないと正しい検査結果がでないなど、タイミングやスピードが求められることがあります。また患者さんが少しでも痛みを感じないように相手の立場になりながら行い、正しい知識と方法を身につけておかないといけません。
採血だけを行う採血室の勤務では、多い場合で1日に100人以上も採血をしないといけませんので、的確で素早い作業能力も求められています。採血は経験を増やすほど自分の技術も向上しますし、仕事的には同じことの繰り返しなので覚えやすい点が魅力です。
看護が難しい患者さんや緊急性のある場面の対処も少ないため、精神的に楽に働ける職場のひとつともいえるでしょう。
採血の仕事のメリット
採血室の場合は病棟内をあちこち移動することがありません。一日座ったまま採血を繰り返す為、仕事の種類が少なく複数の業務を一度にやらないといけないこともありません。採血室はこれ以外の看護や治療のサポートなどの仕事もないため、比較的リラックスして看護師が働ける場所ですね。
そのため育児休暇から復職する方や、ブランクがある看護師の復帰としても大変人気があります。
また採血室は外来患者さんを対象にしているため、残業や夜勤がないこと、また単発バイトでは時間を午前中や午後だけと希望条件に合わせて働くことも可能です。さらに病棟勤務ではありませんので、患者さんや医師、他の同僚などの人間関係のストレスが少なく、気を使わずに働ける点も魅力になりますね。病院勤務の看護師は夜勤などのハードの勤務スタイルに合わせ、なお色々な看護業務、また人間関係も負担となってしまいます。
単発看護師バイトですぐにできる仕事を希望したい時には、採血の仕事はとてもメリットかもしれませんね。
採血の仕事のデメリット
採血の仕事のデメリットとしては、対応する患者さんの数が多いため、人によってはクレームをつけられることがありますので、接客サービスのようなスキルが必要になります。病院の採血室や健診センターなど数多くの人が訪れるので、ひとりひとりとのコミュニケーションがとても重要なポジションなのです。
また採血は苦手な看護師の場合だと、とても負担になりますし失敗して患者さんに負担をかけてしまうリスクもあります。また採血だけの仕事をやっていると、それ以外の看護師としてもスキルがアップできない、色々な仕事の経験を積むことができない理由につながってしまいます。単発看護師バイトの場合も何度も繰り返し採血業務だけを続ける人もいますが、同じ仕事を繰り返していると飽きてしまい、やりがいを感じにくくなることもあります。
もっと経験を積みスキルアップしたいという人には、多少物足りなさがある仕事かもしれませんね。
まとめ
単発バイトで採血業務を希望する場合は、求人を探す際に一般の求人サイトよりも看護師専門のサイトを利用することをオススメします。時給や日程、勤務地など希望条件に合わせて満足した仕事が見つかりやすい方法です。